気温差に注意して、季節の変わり目を元気に過ごしましょう

こんにちは、湖北台診療所です。
朝晩が冷え込むようになり、すっかり秋の空気を感じる季節になりました。日中はまだ汗ばむほど暖かい日もある一方で、朝夕は肌寒く、1日の中でも気温差が大きくなっています。このような時期は、体調を崩しやすくなる「季節の変わり目」です。今回は、この時期に特に気をつけてほしい健康管理のポイントをご紹介します。


■ 気温差による「自律神経の乱れ」に注意

10月は一日の気温差が大きく、自律神経が乱れやすい季節です。自律神経は体温や血流、内臓の働きをコントロールしているため、乱れるとさまざまな不調を引き起こします。

主な症状には…
・疲れやすい、だるさが抜けない
・頭痛や肩こりが増える
・めまいや立ちくらみ
・眠りが浅い、寝つきが悪い

こうした症状を予防するには、規則正しい生活リズムが大切です。
十分な睡眠をとり、朝日を浴びて体内時計を整えましょう。また、夜はスマートフォンの使用を控え、リラックスして過ごす時間を意識的に作ることも効果的です。


■ 服装の工夫で寒暖差をコントロール

日中と朝晩の温度差が10度以上になる日も多い10月。体を冷やさない工夫をすることが、体調管理の第一歩です。

おすすめの対策
・薄手のカーディガンやストールを持ち歩き、気温に応じて調整する
・首、手首、足首など「3つの首」を冷やさないようにする
・寝るときは薄手の毛布を加え、朝方の冷えに備える

体温を一定に保つことで、自律神経の負担を軽減し、風邪の予防にもつながります。


■ 秋の食事で免疫力アップ

季節の変わり目には、体の免疫力を高める食事も重要です。旬の食材には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、体調を整える効果があります。

おすすめの食材
・きのこ類(免疫力を高めるβグルカンが豊富)
・さつまいもやかぼちゃ(ビタミンC・Eで抗酸化作用)
・サンマや鮭(DHAやEPAで血流改善)

栄養バランスのとれた食事を意識し、冷たい飲み物よりも温かいスープやお茶で体を温めるのもおすすめです。


■ 風邪・インフルエンザの初期対策を忘れずに

10月に入ると、少しずつ風邪やインフルエンザの流行が始まります。特に朝晩の冷え込みが強くなることで、喉の粘膜が乾燥し、ウイルスが侵入しやすい状態になります。

予防のポイント
・外出後の手洗い・うがいを徹底する
・マスクで喉の乾燥を防ぐ
・十分な睡眠で免疫を保つ
・加湿器を使って室内の湿度を50〜60%に保つ

また、湖北台診療所ではインフルエンザの予防接種を実施しています。流行が本格化する前に、早めの接種をおすすめします。


■ 季節の変わり目を上手に乗り切るために

気温差の大きい10月は、体にとって小さなストレスが積み重なりやすい時期です。体を冷やさず、バランスの取れた生活を意識することが、秋の健康を守る鍵になります。

「なんとなくだるい」「朝起きるのがつらい」「冷えが強くなった」などの不調を感じたら、無理をせず早めにご相談ください。湖北台診療所では、体調管理や予防のご相談も随時受け付けております。

秋の深まりとともに、紅葉や食べ物など楽しみも増える季節です。体を大切にしながら、元気に秋を満喫しましょう。

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